在庫ファイルなどをアップロードするときに、「ロードが完了したら、すぐ次のシナリオに行きたい!」ということはないだろうか。
私の会社ではECサイトの在庫をWinActor で自動的に各ショップ・モールに、アップロードを自動化しているのだが、商品数が多い場合なんかは、一括でアップロードできる点数が限られているため、ファイルを小分けにして繰り返しアップロード作業をする。
いかんせん時間がかかってしょうがない。
まして、アップロードの時間を算出して「指定時間待機」ノードを使っていると、ある程度余裕をもって待機時間を設定する傾向にあるため、全部のシナリオが終わるまでより多くの時間を要してしまう。
ここではそんなお悩みに解決すべく、ロードが終わったらすぐ次のシナリオ・行程にいくようにする方法を提案したい。
後判定繰返ノードを使う
「後判定繰返」とは、設定した条件式の正誤判定によって、設定したシナリオを繰り返すかどうかを決める機能。
先述のアップロードに当てはめて言語化してみると、
「アップロード中の表示が出ている間はシナリオを繰り返し、表示が消えたら次のシナリオに行く」
こういうことになる。
設定方法
実際の設定方法は以下の3点。
- 変数を設定する。
- 「画像マッチング」の状態結果のところに変数を入れる。
- 後判定繰返の条件式を調整。(ここでは正誤判定を「等しい」にしている。)
▼まずは変数を設置
▼「後判定繰返」を設置したあと、その中に「画像マッチング」を設置
▼画像マッチングを編集
▼後判定繰返の条件式を編集
こうすることでアップロード中の表示が出ている以上は、状態チェックを繰り返すという機能が完成。
アップロードの表示が消えれば、次のシナリオに行くため、ほぼ人間が操っているのと変わらない行程を再現できる。
指定時間待機よりも速く、そして正確にシナリオを進行させることができる。
これを使えばいろいろな待ち時間を削れるので、シナリオ全体の時間短縮の必要性を感じたときにはぜひチャレンジしてみてほしい。
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