「対象のアクティブ化に失敗しました。」というエラーの対処法については、これまでも何度か扱ってきたテーマになります。
▼過去に扱ってきた対処法
これらの記事へのアクセスも非常に多いことから、WinActor を利用している方の間では、すでに馴染みのあるエラーであり、日々アクティブ化のエラーと戦っている方も多いかもしれません。
僕もその一人です。
いくつものやり方を試してはこの壁にぶち当たってシナリオが中断します。
最近はやや強引な方法ですが、ノード「指定時間待機」を30秒~60秒にて設定しており、そのおかげでかなりエラー頻度が減りましたが、あまりスマートな対処法とはいえないかもしれません。
ちなみに指定時間待機で対処する方法は、こちらの記事で詳しく触れています。
原因はタスクスケジューラ?
前置きが長くなってしまいました。ここからが本題になります。
ネットでは、対象のアクティブ化に失敗する原因として、タスクスケジューラが問題なのでは?という意見がしばしば見られます。
自動的にWinActor を起動するためには、切っても切り離せないタスクスケジューラですが、個人的にはその線は無いものとして考えています。
もしタスクスケジューラが原因とすれば、シナリオを自動的に起動させる際に、別のツールを使う必要が出てきますが、現状、自動起動させるツールとして最も扱いやすいのがタスクスケジューラであることは疑いの余地がありません。
ですのでタスクスケジューラを外すという選択肢は考えづらく、エラーが起こる理由については、他の原因からアプローチする必要があると認識しています。
IEだとエラーが頻出する?
また、IEでブラウジングさせると対象のアクティブ化に失敗するという声も。
WinActor はIE関連のノードもあるので、個人的にはシナリオを作るときにも基本的にIEを使用するようにしています。
もう1つ、会社のシステムもIEでないと操作に支障が出るものであったり、IEでないとアップロードできない仕様のものがあったりするので、いわゆるそういった作業環境が理由で、基本的にIEを使ってシナリオを作成しているというのも理由としてあります。
確かにときどき読み込みがタイムアウトになることはあるものの、そういった場合はPC自体を再起動すればほとんど出現しなくなる挙動なので、WinActor側 で IEを動かすときに、致命的な欠陥を感じることは特にありません。
ちょっとIEのサポートが終了するというニュースは気がかりではありますが…。
リモート操作時も出現?
こんな声も見られました。
リモートでWinActor を起動して実行すると、対象のアクティブ化に失敗しやすいという意見です。
今僕が作業している範囲で、リモートでWinActor を操作するという環境に置かれていないのでなんとも言えないのですが、実際どうなんでしょうか。
リモートでWinActor を動かしている方、コメントをお待ちしております。
対象のアクティブ化が失敗すると…
画像マッチングができない
最後に対象のアクティブ化に失敗すると、どんな不都合が起きるかという点をおさらいして結びたいと思います。
まずはじめに画像マッチングです。
僕も初めて「対象のアクティブ化に失敗しました。」というエラーを目にしたのは画像マッチングでした。
その当時はリトライ回数を増やしたりしましたが、全く改善しなかったので、最終的には画像マッチングの前に指定時間待機を入れることで対処しています。
エミュレーションができない
こちらについては個人的にはあまりそういう現象に出会ったことがないのですが、エミュレーションでも対象のアクティブ化に失敗することがあるようです。
特にエクセルを使用する場面で頻出するという声がありました。
画像マッチングと同じように、画面認識しなければなりませんので、対象のアクティブ化に失敗することもあるかもしれません。
僕のように指定時間待機をエミュレーションの前に置くのも良いかもしれませんし、あるいは画面が操作可能になるまでウィンドウ状態待機させるのも良いかもしれません。
まとめ
以上、改めて「対象のアクティブ化に失敗しました。」に関する原因や対処法をまとめていきました。
個人的な経験でいえば、指定時間待機を使用することで、ある程度アクティブ化までの準備時間を設ければほとんど解消するエラーではあるのですが、それでも何十回、何百回に1回かは対象のアクティブ化に失敗することもあります。
まだまだ完璧な答えにはたどり着いていないので、また日々気づいたことを綴っていく予定です。
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