この記事にアクセスした方は、何らかの形でRPA・WinActor関連の業務に携わっていると思います。
僕もその一人で、日々効率的な運用を目指してシナリオの作成・エラーの解消に励んでいます。
総務省でも導入が推奨されているRPA
RPAは総務省でも導入が推奨されているツールです。
https://www.soumu.go.jp/main_content/000731626.pdf
地方公共団体や自治体の慢性的な人手不足を解消するために、業務の自動化・効率化を目指す上で導入するシステムの筆頭に位置するRPA。
都道府県レベルでは2019年度にはすでに85%が導入しており、残る15%は導入予定。
指定都市レベルでは同年度に70%が導入しています。
その理由としては導入のしやすさが挙げられると思います。
- 専門的なプログラミングの知識が必要ない
- 導入期間が少なくて済む
- コストが安く済む
僕は自分でWebサイトを作ることができて、WordPressのカスタマイズも自分でするくらいの知識があるので、
RPAの導入を任された当初も、特に抵抗感なくすんなり入ることができました。
もしRPAを導入しなかったら…
たまに「このRPAなかったらこの部署どうなってたんだろうな…」と思うことが多々あります。
僕の会社は通販会社で、在庫をたくさん抱えている会社なので、主に在庫管理業務をRPAで運用しています。・
RPA導入前までは、各ショップ・モールの在庫管理を各ショップ担当者でしていたので(在庫データは一緒で、アップロードだけ各担当者がするというもの)、在庫管理だけで数人の数時間の業務が削られていました。
従来在庫反映にかかる時間(1時間くらい)×3ショップ分=3時間
ネット通販はその他にもカタログデザイン、受注処理、問い合わせといった他業務もある以上、在庫管理にこんなコストをかけていてはダメだということでRPAの導入が始まりました。
RPAの導入には色々なキッカケがあるかと思いますが、やはり一番多いのはこういった業務時間節約ではないでしょうか。
RPA導入するメリット
上記でほぼほぼRPAを導入するメリットは解説してきましたが、改めて書き出すと、
- 業務時間を節約できる=節約できた時間を他の作業に時間を当てられる
- ミスが起こりにくい
この2つが大きなメリットだと感じています。
特にミスが起こりにくいのは非常にありがたく、人がやると起こりがちなエクセル上のミスなどがほぼ起こりません。
ときどきRPA側の調子が悪かったり、ダウンロードデータの仕様が変わっていたりしてエラーが出ることがあるものの、一回シナリオをしっかり作っておけば、あとは微調整で済ませることができています。
RPA導入するデメリット
RPA導入のデメリット…。うーん、あんまり浮かばないですね。
慣れてしまえば、プログラミングの知識がなくてもシナリオを作ることができると思いますし、RPA担当者が集まるユーザーフォーラムで質問することもできたりします。
そういう意味ではデメリットをフォローするような環境も整っていると思います。
実際にRPAを導入した事例
- 通販サイトの在庫管理
- 画像のダウンロード(もちろんダウンロード許可を得た上で)
これまでRPAで組み立てたシナリオは主に在庫管理と、許可を得た画像ダウンロードサイトで画像を自分のデスクトップに保存するというシナリオです。
特に在庫管理シナリオにはたくさんのノードや機能を駆使したので、最も経験が積めたシナリオになりました。
今後RPAでチャレンジしたいこと
- 受注管理
究極、いつ誰が辞めても困らないような組織づくりが理想だと思うのですが、転職市場が年々拡大している昨今では、人の移動を予め想定しながら組織づくりをする必要があると感じています。
そういう意味で先程のような在庫管理の無人化、あるいは均一的な作業の効率化は喫緊の課題だと思われます。
今後個人的に取り組みたい課題は受注管理。
ネット通販事業である以上、受発注をミスなく効率的に回すのは必ず必要な要素だと思います。
現在僕が所属している会社では、まだまだ受注管理は属人的なので今後は受注管理をRPAで効率化、最小限の人数で回せるような仕組みづくりを目指していきたいと考えています。
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