WinActor のシナリオを作成する上で、最も発生しやすいエラー(あくまで個人的な体験)がこれ。
「対象のアクティブ化に失敗しました。」
この対象のアクティブ化の失敗は、私の場合はログインするシナリオを作成するときに頻繁に発生する。
エラーに巡り合った人の中には、
Windows側で何か設定を変えなきゃいけないのか…
指定時間待機で強制的に時間を設けてアクティブになるまで待つか…
「URLを指定してIE起動」のリトライ回数を増やすか…
こんなことを思った人がいるかもしれないが、1個要素を追加するだけで簡単に解消される場合もある。
エラー発生の原因
対象のアクティブ化の失敗のエラー発生原因はさまざまな原因が考えらえるが、
最も多いパターンが、画像マッチングの使い過ぎだ。
起動~ログインのグループ前に、別のグループで二つの画像マッチングを使用している。
このようにあまりに画像マッチングを多用すると、WinActor がウィンドウ識別でキャッシュしたマッチング画像が溜まっていき、それによって対象のアクティブ化に失敗することがある。
逆を言えば画像マッチングをたくさん使うときには、キャッシュをクリアするようにしましょうという話。
例のエラーが出てしまう1個前に、このキャッシュされたものをクリアすべく、
「ウィンドウ識別クリア」
を置いてあげればいい。
こうすることでキャッシュがクリアされ、ウィンドウ識別状態がクリアな状態となり、狙っている画面の画面認識を再スタートすることができる。
私もこれを知るまでは、
・Windows側で何か設定を変えなきゃいけないのか…
・指定時間待機で強制的に時間を設けてアクティブになるまで待つか…
・「URLを指定してIE起動」のリトライ回数を増やすか…
とあれこれ悩んでいたが、このウィンドウ識別クリアを使うことによって、その悩みが吹き飛んだ。
もしお困りの方がいたらウィンドウ識別クリアを試してみてほしい。
コメント